胡椒は「スパイスの王様」と呼ばれ、その中でもカンボジア産カンポットペッパーは「胡椒の王様　King of pepper」として世界で呼ばれています。
　                                                         
　カンボジアのカンポット地方（カンポット州とケップ州）のみで生産された胡椒のみを、カンポットペッパーとして呼称することができます。
　フランスのシャンパーヌ地方で生産されたスパークリングワイン以外は「シャンパン」の名称を使えないのと同様です。
　
　カンポットペッパーがそのように特別な胡椒として扱われるかというと、カンポット地方独特の地理的条件があるからです。
　
海と山に囲まれ、ミネラル豊富な土壌と雨の多い気候、照り付ける日光が他にない胡椒を育てます。さらに、カンポット地方の地層のみに含まれる特別な石が芳醇な香りの胡椒になる要因とも言われています。
そして伝統的な無農薬農のオーガニック栽培が、混じり気のない胡椒本来の素晴らしい香りと味をさらに一層もたらします。
 
カンポット地方は、フランス領土であった時代があり、その際にフランス人が発見した胡椒がカンポットペッパーとして現在流通しています。
 
そのためカンポットペッパーはヨーロッパなどで広く使用され、ヨーロッパの原産地を保護するPGIに守られ、PGIに定められた栽培方法を守っている胡椒のみを「カンポットペッパー」と名乗ることができます。
 
またカンポットの胡椒は、2012年1月16日のTIME誌で「ordinary pepper bears as much resemblance to Kampot pepper as vin de table does to fine Bordeaux. 」と紹介されており、こちらを翻訳すると「普通の胡椒はテーブル・ワインだが、カンポットペッパーは良質なボルドー・ワイン」と賞賛されています。
 http://content.time.com/time/magazine/article/0,9171,2103704,00.html

生産者であるSothy’s Pepper Farmの管理者はソチさんとノルベルトさんです。ノルベルトさんは絶滅しかけていたカンボジアの胡椒産業を復活させよと、Sothy’s Pepper Farmでお勤めになることを決心しました。過去に数多くの国でお仕事をされた経験を活かし、輸出のサポートをしております。現在ではオーストラリア・アジア・ヨーロッパの様々な国へ輸出するようになりました。
Sothy’s Pepper Farmでは徹底的に環境を考慮し、電気は自家発電のみ、水も地中の井戸よりくみ上げた水を使用しております。また、胡椒に関してもすべて無農薬農法で栽培しています。そして収穫から梱包まですべて手作業で行います。
 
さらに生産された胡椒はすぐに、1パックずつしっかりと真空パックして袋詰めしています。そのため一切外気に触れることがなく、酸化して香りや味が飛ぶことがなく、お客様へお届けいたします。
 
このような特別な環境下で、丁寧に栽培された最高峰の胡椒であるカンポットペッパーを是非一度ご賞味ください。